こんなヤツが草むらからひょこっと出てきて、
「坊や、おじさんのペロを見なかった? 白くて可愛い子犬」
なんて言い出したらイヤですねえ〜、コワイですねえ〜。
当初はファンタジーなオジンということで「使い魔のオジン」を描く予定でおりました。ほら、魔人なんたらとかいう、やたら強い敵にくっついて、
「やれやれ、やっちゃえ〜!」
「人間の苦しみの表情ってたまらないんですよねえ、○○さまぁ」
なんてアオリをいれるマスコット(?)みたいなヤツっていますよね。たいてい女子供や小動物の姿をしていて、なぜかピエロの衣装やそれに準ずる派手な服を着ています。
これをオジンでやったらどうなるか? と思って描いたんですけど、耳のとんがった小悪魔にするより普通のオジンにする方がコワイかも知れない、と思い直してこうなりました。彼が真っ赤なパジャマを着ているのはそういうわけです。
オジン描きは楽しいな。「美しく描かなきゃいけない」という制約がない。どんなにひどく描いてもいい。うふふふふ。