※ この詩の著作権は、森下かほるさんが有します。

秋の月は優し過ぎて


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霧が月にかかったら
月の光がやわらかく
暗い夜を照らすから

白いすすきの穂が
秋の風にざわざわと
揺れてざわめく音さえも
BGMに変わりそう

月の光が煌いて
遠い向こうの山並みさえも
魔法のベールに包まれる
 
時間だけが
静かに静かに流れるから
秋の夜はゆっくり更けてゆくね

もう一度だけあの時に戻りたい
なんて言葉ホロッと零れたら
秋の静かな時間と
あまりに綺麗な月のせいに
してもいいですか?

秋の月は優し過ぎて
強がりばかりの私さえ
いつも飲み込んでた言葉
言ってしまいそう

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